小さな国旗はかせ

幼児が楽しく国旗に親しむアイデアを載せるブログです。

”赤白” ”赤青白” ~塗り分けSTEP1~

今回の記事では、”国旗のぬりえ”の遊び方アイデア紹介です。2色の組み合わせとして国旗の中で一番多い”赤白”の塗り分け、3色で一番多い”赤青白”の国旗の塗り分けで遊びます。

これは”同じ色の組み合わせ STEP1”として注意深く塗りわける練習ですが、次の”地域性を持った色の組み合わせ 塗り分けSTEP2”に続く準備でもあります。

 

まず、”赤白”国旗ですが、カードから抜いてみるとこんなにたくさんあります。

そして、わりと手書きしてあげやすいデザインが多いです。

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”赤白”国旗はたくさんある

赤白の塗り分けの塗り絵は、この中から書いてあげやすいものをいくつか選べばいいと思います。ただし、写真一番上の段の”赤白 月と星グループ”や、4段目の”よこ2色”などは並べて書いてあげることで観察が深まるかなと思います。

”塗り分け”ですので、わざと国旗同士をくっつけて書いてみました。

使う色は赤だけなので取り組みやすく、普通に色々な国旗を1枚ずつ塗っていく塗り絵とも一味違った楽しさがあるようで、子どもも張り切ってやってくれました。

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”赤白”塗り分け できた!

これが楽しければ、応用編として”赤白+星”の国旗を並べて書き、色鉛筆と別記事で紹介した”星シール”を使って完成させてみるのもおもしろいです。

チュニジアとトルコの国旗って似ているけれど、チュニジアの月は赤くてトルコの月は白いね~”などと観察していくと良いと思います。

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赤白+✩

 

次に、”赤青白”の国旗です。

たくさんあるのですが、厳密には”青”といっても群青、青、水色、色々あります。ここは、子供と一緒にカードを分けながら”これもそうかなあ”と話し合って決めていけば”青”の色味のバリエーションの多さを感じる機会にもなっていいと思います。

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よく見ると、青の色味は数種類ある

赤白国旗に比べて書きにくいものもあるので、準備しやすいものをピックアップしてぬりえを作ればいいと思います。

また、ぬりえまで作らなくても、”色々な色味の青”の観察まででも、十分だと思います。

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青赤白の国旗のぬりえ


ここまでは、”色がついているところの観察””青のバリエーションの観察”などをポイントにしていました。次の記事では、”色の組み合わせによる国旗のグループ化⇒地域性のイメージ”をポイントに考えています。

カレンダーで国旗! ~国旗シールの活用~

 今回の記事は、国旗への関心が高まってきた親子向けに、忙しい毎日の中でも国旗を話題にして会話や興味を広げていくアイデア”国旗カレンダー”のご紹介です。

うちでは、こどもの目に付くところに飾っているカレンダーの日付の横に、国旗シールを貼っています。

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国旗カレンダー

うちの場合は下の子はまだ数字を読んだりカレンダーを理解するのは難しいので、上の4歳児にその子専用のカレンダーを書いて、自分の予定チェックと”今日の国旗”チェックに使っています。

使うのは既製品のカレンダー、ご家族共通のカレンダー、何でもよいと思います。

 

朝、”今日の国旗見てみようか♪”と一緒にカレンダーを見て国名を読んであげます。時間があれば、国旗の絵本からその国旗を探して描いてみたり、簡単にぬりえが作れるデザインならサッと描いてあげて塗ってもらったりしています。

国旗カレンダーの横には国旗一覧のポスターを貼っています。そうしておけば、相手してあげられる時間がない時でも、”今日の国旗”をポスターの中から探して遊んでもらえます。

シールの下には国名をマジックで書いています。国旗に関心を持ち始めたころはカタカナはなんとなくしか読めませんでしたが、国旗&国名カレンダーを貼っておくだけでだいぶ正確に読めるようになったと思います。

国旗カレンダーに手書きの国旗を書き込んでいくのは大変ですし小さいと描きにくい国旗も多いので、市販の国旗シールを活用しています。

 

☆デビカ 世界の国旗シール

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世界の国旗シール

上の写真のシールは現在Amazon在庫切れですが、次のシールも同じように使えます。

www.amazon.co.jp

うちではその月のカレンダーを壁に貼る前に、1ヵ月分まとめて大人がシールを貼っています。子供にとってもカレンダーに付いていなかったら関心をもつきっかけがなかったような国旗を選べることと、1ヵ月分一覧できるほうが最後のほうの日付の国旗シールを目にする機会も多くなることからです。

このやり方のほか、毎朝時間に余裕があれば朝に一枚シールを選んでもらって国名を一緒に確認し、自分で貼ってもらうのでもいいと思います。

 

うちでは国旗の暗記を目的にしてはいませんが、この方法ですと印象に残った国旗はどんどん覚えるようです。”ママ、次の幼稚園お休みの日っていつ~?”と聞かれた時に、”○○日のバハマの日だよ~”なんて答えたりすると、カレンダーを見に行ってフムフムと確認したりしているようです。

 

一日一回は自然に新しく見る国旗の話題になるように、カレンダーの活用はすごくオススメです♪

 

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”今日の話題”づくりにおすすめです♫

 

ユニオンジャックを描いてみよう

今回の記事では、イギリスの国旗”ユニオンジャック”を描く練習の紹介です。

 

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ユニオンジャック

一見小さな子どもが描くには難しそうなデザインですが、コツをつかめば3STEPで描けるようになります。(規定の配置や比率を厳密に正しく描くことはこどもにはできないので、このブログでは4歳児が”うまく描けた!”と実感できるレベルを目指します。)

ユニオンジャックが出てくる国旗はイギリス含め6つもあるので、上手に書けるようになるとお絵描きの対象になる国旗がグンと増えます。

また、これを機に”定規の使い方”も教えてあげるとより遊びの幅が広がると思います。

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ユニオンジャックが描けるとたくさんの国旗に応用できる

”定規の使い方”を説明しつつ、こどもにはやや簡略化した次の3STEPで教えました。

「①たてよこ 赤」→「②ななめ 赤」→「③さんかく 青」で描けます。

その際、②が①の線にぶつからないこと、③が①②の線にかからないこと、の2点だけ気を付けるように一緒に練習します。

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(小さな子向け)ユニオンジャックの描き方

定規を使わないで描いてみる場合は、小さめの国旗のほうがやりやすそうでした。

何回か続けて練習すると、ぐんぐん上手になります!国旗ブームが続く限りユニオンジャックを目にする機会は多いので、一度覚えた描き方は忘れにくいと思います。

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3STEPだけ覚えればOK

ユニオンジャックに興味を持つと、この記事の最初に紹介した6つの国旗にも目が留まるようです。”英連邦”の意味がわかるのはずっと先のことですが、”イギリスの国旗がついてるグループ”というイメージを持っておくことはとても意味のあることだと思います。

十字の国旗 ~たて・よこ・組み合わせ・置く順番~

今回の記事では、”十字”の国旗で遊びます。

よく見ると十字(縦と横の直線が直角に交わっている図形)が描いてある国旗はたくさんありますが、まずは次の5つの典型的な”十字”国旗で遊びます。

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”十字”国旗 基本形の5つ

どれも北欧の国で国旗の形が似ていることにも歴史的な意味がありますが、この遊びを通して”十字”のグループという印象が残ると良いな、と思います。

”たて”と”よこ”の長さと色の組み合わせに気を付けながら配置していくことから始めます。多少準備に手間がかかりますが、長さは2種類(写真の例の場合6㎝と9㎝)しかないので、色画用紙(または折り紙)に線を引くのはそこまで時間がかかりません。ハサミに慣れてきた子なら、切るのはお子様にやってもらってもいいと思います。

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組み合わせて配置する準備

あとはカードや絵本などを見ながら”たて””よこ”の長さの区別と色の組み合わせに注意して配置して5種類の国旗を作ってもらいます。

3歳以下の子でしたら単純な一本線のデンマークフィンランドスウェーデンだけで遊んでもいいと思います。

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ノルウェーアイスランドの線を乗せる順番がポイント

 

ここで一番頭をひねるポイントは、ノルウェーアイスランドの線を置く順番です。”白い太い線を十字に置いてから青/赤の細い線を置く”というのを間違えると、うまくできません。太い白線の上に細い赤/青線を乗せることまではわかったけれど、白横→赤/青横→白縦→赤/青縦、の順に置いてしまうと十字の交差するところで色が切れてしまったりしてちょっと試行錯誤が必要です。

うちの4歳と遊んだ時は、この前に(アイスランドを抜いた4つの国旗で)ひとつずつ一緒に貼ってやり方を確認しました。その後に上の写真のキットで自分だけで取り組んでもらったら、理解しやすかったようです。

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最初はノルウェーの貼り方を一緒に確認

 

”十字”を理解できたところで、もう少し遊べる時は・・・ほかにもよく見ると十字が描いてある国旗はたくさんあるので、一緒に探してみると面白いです。

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よく見ると”十字”のついた国旗は他にもたくさん!

イギリスのユニオンジャックも十字が入っています。ユニオンジャックは北欧の十字国旗と密接な関係があるので、一度一緒に”ここも十字だね”とラインをなぞっても良いと思います。

 

”十字”を描いてみるだけでも。単純な形ながら縦横のラインが”なるべく直角”に交わるように描く、線をまっすぐ書く、などこどもにとっては挑戦しがいのあるポイントはたくさんあります。

”十字”を描くことについては、別の記事で”ユニオンジャックを描いてみよう”を載せる予定ですのでそこでまとめて遊び方をご紹介できればと思います。

韓国の国旗の観察 ~置いてみよう、描いてみよう~

 今回の記事は韓国の国旗のまわりの模様に注目して、観察力を深めようという遊び方を紹介します。韓国の国旗は太極旗として歴史があり、建国の理想が象徴的な形に込められています。そしてそれが、小さな子どもが観察するのにちょうどよいデザインです。

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ピンクの丸を付けた4か所に注目してみる

【①韓国国旗 丸のまわりの4つのマークを配置してみる】

上の写真でピンクの印をつけた4か所のマークは、どれも3本ずつ、「-」と「- -」の組み合わせでできています。でもよく見てみると並び方と組み合わせが全部違います。

 

並び方と組み合わせをよく観察し、実感するために、次のような準備をしました。

・少し大きめ(小皿の底くらい)に真ん中の円のマークを書く

・黒い画用紙(もしくは折り紙)を、以下のように切る

  長さ約6㎝、幅8mm 6本

  長さ約2.6㎝、幅8mm 12本

  (大きさは書いた真ん中の円に合わせて適宜変える)

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周りのマークの観察 準備

あとはこれを、お手本になる国旗をカードや本などで見ながら正しく並べてもらいます。”線が切れているか切れていないか”に注目するよう声かけしつつ、円のまわりに置いてもらいます。

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観察しながら置いてみる・・・できあがり!

置いた紙はのりで貼っても、明日忘れても構わないという気持ちでお手本を見ずに配置できるまで繰り返しゲーム感覚でトライしてみても良いと思います。

 

この遊びを通して、4つのマークの違いの観察の視点がわかったら、3歳以上のお子様には描いてみてもらうとより理解が深まります。

 

【②まわりのマークの書き分け】

 

描くほうが準備もいらず手軽にできますが、子どもにとっては線の長さに気を付けないとうまくいかないため難易度高めのようでした。

だんだんうまくなってくるので、何回か続けて練習してもいいかなと思います。

 

国旗の枠線の中に真ん中のマークだけ描いて渡してあげればいいので隙間時間でやりやすく、慣れたら赤青を塗るのも自分でやってもらうと良いと思います。

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韓国の国旗 まわりのマークの書き分け

4歳くらいですと難しいお話はわからないので、”なんで4つ違うんだろうね””なんのマークだろうね”と話しながら国旗の奥深さを感じていけば十分だと思っています。日本のお隣の国で目にすることも多い国旗ですから、関心を持っておけば、大きくなって国旗に込められた理念を聞いたときにイメージしやすいかもしれません。 

 

ギザギザの国旗

今回の記事では、”ギザギザ”の国旗の遊び方を紹介します。

まずはわかりやすい”ギザギザ”の次の2つの国旗で遊びます。

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”ギザギザ”のバーレーンカタール

【①バーレーンカタール 違うところ探し】

一見似ているこの2つの国旗を見比べて、違うところを探してもらいます。

違うところは次の2点です。

・色

・ギザギザの数

2点目のギザギザの数の違いについては、”細かいギザギザはカタールだね””トンガリの数を数えてみると違いがわかるね”など色々な表現で説明できると思います。

 

【②ギザギザをはさみで切ってみよう!】

ハサミに慣れてきたお子様には、ギザギザをハサミで切ってみるのがオススメです。

ちょんと谷まで切ったら一度ハサミを抜いて、同じ谷に向かって向きを変えて切っていく要領は最初は教えてあげました。ハサミの向きを変えながらちょんちょんと切っていく作業は、程よく難しく、やりがいがあるみたいです♪

 

折り紙もしくは色画用紙にギザギザの線を描いてあげる方法はいくらでもあり、ラフでもいいと思いますが、比較的正しい形に近くやりやすかった方法を紹介します。

バーレーン 

ギザギザの山と谷の数合わせて10なので、10cm×15㎝の国旗にするとやりやすいです。

次の図のように

1、ギザギザの山が通るラインと谷が通るラインを2本縦に引き、

2、左のラインは2㎝ごと、右のラインは最初1㎝測ってから2㎝ごとにプロットして、

3、プロットした点を結ぶ

でラインの完成です。

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バーレーン ギザギザラインの書き方

カタール 

ギザギザの山と谷の数合わせて18なので、9cm×13.5㎝の国旗にするとやりやすいです。あとの要領はバーレーンと一緒ですが、右のラインは1㎝ごと、左のラインは5㎜あけてから1㎝ごとにプロットします。

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カタール ギザギザラインの作り方

カタールは特に、ギザギザが細かいので難易度高めです。付き添って一緒にハサミを入れてあげたり、月齢によってはお子様はバーレーン担当、大人はカタール担当で一緒に切っても良いと思います。

 

うちはカタールの色味に近い折り紙がなく茶色で代用し、4歳児が切ってこのような感じになりました。

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ギザギザカット、できあがり!

【③おまけ~ネパールのギザギザ~】

最後は、国旗全体の形がよく見るとギザギザで、ついでに中の星もギザギザラインに見えてくるネパールを見てみます。

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国旗全体がギザギザ 星の形もギザギザ

中の星など細かいギザギザになるので、これはぬりえ→国旗の形を切り取る、という流れが特殊形国旗の代表に注目してもらえばと思いました。

 

国旗のぬりえについてですが、手書きが難しいものはインターネットの無料ダウンロードサイトを使えば手に入ります。

世界の国旗ぬりえ

このサイトでも十分ですが、細かい模様やイラストの国旗をピックアップしてきれいな1冊にまとめた次の1冊は、ダウンロードサイトのぬりえでは観察しにくい部分が丁寧に描かれているのでオススメです。

『塗り絵で覚える 世界の国旗』 (ブティック社)

www.amazon.co.jp

ネパールのページのコピー⤵

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複雑な国旗のぬりえにオススメの1冊

ただし、この本は漢字にふりがなも無く対象年齢がかなり上のようですので、そのままこどもに渡してもやりにくそうです。その時必要な国旗のページをコピーして”ここを塗ってね”と教えてあげ、使い慣れた本やポスターのお手本も一緒に見せてあげるとやりやすそうでした。

 

国旗のぬりえ絵本は他にも別の出版社から出ています。

このブログでは小さい子の国旗の遊びの可能性を広げていくことが目的なので、手書きできそうなデザインの国旗は多少歪んでしまっても定規だけ使って書いています。

大人が国旗を楽しそうに書いている姿を見ていると、子どもも真似して国旗を書いて遊び始めるので正しさより楽しさ重視で行くのもいいかなと思っています。

時間がないときに”国旗のぬりえしたい~”と言われたときように、サイトからいくつかダウンロードしてプリントアウトしたり塗り絵の本のコピーをストックしておくと便利なので、適宜手書きと併用していきます。

しましまの国旗

今回の記事では、”しましま”国旗の遊び方を紹介します。

等間隔の横線が並んでいる国旗のうち、4本線までは別記事の”よこ4色”国旗で工作などをしたので、5本線以上のものを”しましま”国旗と呼ぶことにしました。

該当の国旗は9つあります。

ぬりえだけでも楽しいですが、感覚的な学びにつながるかなと、次の3通りの遊び方をしました。

①しましま国旗を探し出し、横線の数が多い順に並べよう

②赤白しましま国旗クイズ

③ノートの罫線を利用して”しましま”国旗を書いてみよう

 ~(応用)線の幅が同じ場合、国旗の大きさはどうなる・・・?~

 

【①しましま国旗を探し、横線の数の順に並べよう】

国旗カードがある場合はカードで、ない場合は絵本やポスターで探します。

横線の数が多いと数えにくかったり、繰り返していると直感で偶数奇数の別が感じられたり、おもしろい発見がたくさんあります。

特に10以上の数を数えるのに慣れていないお子様は、一行ずつ指さしながら一緒に数えてあげればいいと思います。

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”しましま”国旗9つ ~横線の数の順に並べる~

国旗はそれぞれ願いや意味が詰まった美しいデザインですが、横線の数にもまた理由があります。”しましま”で遊びながら、それぞれ数が違うなあという印象をもつのも意味のある第一歩だなと思います。

 

【②赤白しましまクイズ】

①で遊ぶと、横線の数が多い国旗の”赤白しましまグループ”が目にとまります。

リベリアアメリカ、マレーシアです。アメリカの星条旗をもとにした赤白横線を採用していることにもまた歴史的な意味もありますし、この3つの国旗を”似ているなあ””どこが違うのかな”と観察するだけでもおもしろいです。

”じっくり数えてみると横線の数が少しずつ違う””よく見ると横線の数が多ければ多いほど、線の幅が狭くなる”ということをさりげなく声かけしつつ、次のようなクイズで遊んでみると楽しいです。

3つの国旗の左上を付箋や画用紙で隠し、どれがどの国旗か当ててもらいます。

参考になる絵本やポスターを見ながらじっくり線を数えていくしかないので、4歳にもそこそこ難易度高めでした。

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”赤白しましまグループ” クイズ

横線が11本→リベリア、13本→アメリカ、14本→マレーシアです。

一覧で見分けるときは左上のマークを見ていると思うので、あえて横線の数に注目するのも新たな視点になるかな、と思います。

 

【③ノートの罫線を使って”しましま”国旗を書いてみよう】

”しましま”をフリーハンドできれいに描くのは子どもにとっては大変なことです。

でも、無地以外のノートなら一般的についている罫線を利用してしましま国旗を書いてみると、こどもでもそれなりに様になる国旗が描けます。

上から一行ずつ色を塗ってももちろん良いし、ひとつの色鉛筆をもったら当てはまる線全部を塗るようにするなどやり方を色々変えていくと、ジンバブエだけまんなかの線から対称に色が配置されていることなどにも気が付くようです。

9本線以上の5つの国は線が多くても半分は白線なので塗らなくてよく、大きな国旗にしなければそこまで大変ではありません。

線以外のイラスト部分は、大人が描いておいてあげても、お手本を見せながら子供に書いてもらっても良いと思います。

 

【(応用)線の幅を揃えた場合、国旗の大きさはどうなる・・?】

これは③ノートの罫線を使って”しましま”国旗を書く、ことができて楽しそうだったお子様の場合ですが、一定の幅のノートの線を使うとどのような大きさの国旗になるか観察するのも良いです。横線の数=罫線の行数=国旗の縦の長さ、になるので、その1.5倍くらいが横の長さになることになります。

大人にとってはあたりまえの話でも、”しましまの横線の数が大きいと、国旗が大きくなるね!”というのは子どもにはうれしい発見のようでした。

 

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ノートの横線(罫線)の幅が一定なら、国旗の大きさはどう変わる・・?

5行分の高さのキューバorトーゴあたりと、しましま部分以外も罫線を利用して書きやすいギリシャの2枚はノートから切り出してあげて国旗の大きさを比べるとわかりやすいと思います。

ちなみに0.8㎝の幅の罫線のノートでやってみると、0.8×線の数(行数)×1.5cmが横幅になりますが、マレーシアは片側ページからはみ出してしまい作りにくかったです。