今回の記事では、”十字”の国旗で遊びます。
よく見ると十字(縦と横の直線が直角に交わっている図形)が描いてある国旗はたくさんありますが、まずは次の5つの典型的な”十字”国旗で遊びます。
どれも北欧の国で国旗の形が似ていることにも歴史的な意味がありますが、この遊びを通して”十字”のグループという印象が残ると良いな、と思います。
”たて”と”よこ”の長さと色の組み合わせに気を付けながら配置していくことから始めます。多少準備に手間がかかりますが、長さは2種類(写真の例の場合6㎝と9㎝)しかないので、色画用紙(または折り紙)に線を引くのはそこまで時間がかかりません。ハサミに慣れてきた子なら、切るのはお子様にやってもらってもいいと思います。
あとはカードや絵本などを見ながら”たて””よこ”の長さの区別と色の組み合わせに注意して配置して5種類の国旗を作ってもらいます。
3歳以下の子でしたら単純な一本線のデンマーク、フィンランド、スウェーデンだけで遊んでもいいと思います。
ここで一番頭をひねるポイントは、ノルウェーとアイスランドの線を置く順番です。”白い太い線を十字に置いてから青/赤の細い線を置く”というのを間違えると、うまくできません。太い白線の上に細い赤/青線を乗せることまではわかったけれど、白横→赤/青横→白縦→赤/青縦、の順に置いてしまうと十字の交差するところで色が切れてしまったりしてちょっと試行錯誤が必要です。
うちの4歳と遊んだ時は、この前に(アイスランドを抜いた4つの国旗で)ひとつずつ一緒に貼ってやり方を確認しました。その後に上の写真のキットで自分だけで取り組んでもらったら、理解しやすかったようです。
”十字”を理解できたところで、もう少し遊べる時は・・・ほかにもよく見ると十字が描いてある国旗はたくさんあるので、一緒に探してみると面白いです。
イギリスのユニオンジャックも十字が入っています。ユニオンジャックは北欧の十字国旗と密接な関係があるので、一度一緒に”ここも十字だね”とラインをなぞっても良いと思います。
”十字”を描いてみるだけでも。単純な形ながら縦横のラインが”なるべく直角”に交わるように描く、線をまっすぐ書く、などこどもにとっては挑戦しがいのあるポイントはたくさんあります。
”十字”を描くことについては、別の記事で”ユニオンジャックを描いてみよう”を載せる予定ですのでそこでまとめて遊び方をご紹介できればと思います。