今回の記事では”太陽”がついた国旗を使って、国旗のおもしろさをより深く感じてもらう遊びについて紹介します。
”星”のついた国旗ほど国の数は多くないですが、よく見てみると見つけ出した16枚の国旗の中で、ひとつとして同じ形の太陽はありません。そういった意味でも”太陽がついた国旗”は、”世界の国はそれぞれ違い、国旗に思いが込められている”という私が国旗遊びを通して子供に伝えたいと思うとても大切なことを感覚的に理解するのにとても良い題材です。
【①まずは太陽がついた国旗を探してみる】
簡単そうで、なかなか難しい作業でした。必ずしも全部見つけ出せなくても良いのだと思いますが、国旗の本を調べたりヒントをあげないと判断がつかないものも多いです。
特に以前の”まるの国旗”の記事で書いたシンプルな”〇”がついた国旗に関しては、「日本、バングラデシュ、ニジェールの”〇”は太陽、パラオ、ラオスの”〇”は月だよ」と教えてあげると良いと思います。
・お顔がついた太陽の国旗はどれかな
・太陽、月、星が全部入った国旗はネパールだけだね
・水平線や地平線からのぼる太陽、沈む太陽が描いてあるのはどれかな
・一番大きく太陽が描いてある国旗はどれかな
など声かけをしてあげると、国旗を観察するのが一層おもしろくなるようでした。
【②太陽がついた国旗のぬりえ ~まずは太陽だけ塗ってみる~】
①だけでも十分観察は深まりますが、実際に手を動かすと子どもの印象に残りやすくなるため太陽がついた国旗を見開き1ページに集めたぬりえを作りました。
太陽がついた国旗は比較的手描きが難しいものが多く、以前も紹介した国旗のぬりえ無料ダウンロードサイトか国旗のぬりえの本のコピーを活用するのが楽です。
私は国旗のぬりえの本をコピーして使いました。以前の記事でも一度紹介したことがあいますが、複雑な国旗ほど大きく載っていたりマーク(紋章)の部分だけが抜き出されていたりして手描きできない部分の補完に使うのにはとても良い本です。
『塗り絵で覚える世界の国旗』(ブティックムック)
最初から全部塗っても良いですが、”まずは太陽のところだけ塗ってみよう”というやり方がオススメです。幼児が16の国旗を一気に塗るのは大変ですし、太陽どこかな・・・この太陽の形おもしろいな・・・などと太陽にひたすら注目して塗ってみるとより印象に残りやすいと思います。お手本になる本やポスターを見ながら、使う色鉛筆の色を選ぶだけでも発見はあるようです。
余談になりますが、お絵描きのときにいつも同じ”おひさま”の描き方をしていたうちの子は、国旗の観察を通じて描く太陽のバリエーションが増えてきたようです。赤、オレンジ、黄色など色々な色を使うようになっただけでも、少し嬉しかったです。