今回の記事は韓国の国旗のまわりの模様に注目して、観察力を深めようという遊び方を紹介します。韓国の国旗は太極旗として歴史があり、建国の理想が象徴的な形に込められています。そしてそれが、小さな子どもが観察するのにちょうどよいデザインです。
【①韓国国旗 丸のまわりの4つのマークを配置してみる】
上の写真でピンクの印をつけた4か所のマークは、どれも3本ずつ、「-」と「- -」の組み合わせでできています。でもよく見てみると並び方と組み合わせが全部違います。
並び方と組み合わせをよく観察し、実感するために、次のような準備をしました。
・少し大きめ(小皿の底くらい)に真ん中の円のマークを書く
・黒い画用紙(もしくは折り紙)を、以下のように切る
長さ約6㎝、幅8mm 6本
長さ約2.6㎝、幅8mm 12本
(大きさは書いた真ん中の円に合わせて適宜変える)
あとはこれを、お手本になる国旗をカードや本などで見ながら正しく並べてもらいます。”線が切れているか切れていないか”に注目するよう声かけしつつ、円のまわりに置いてもらいます。
置いた紙はのりで貼っても、明日忘れても構わないという気持ちでお手本を見ずに配置できるまで繰り返しゲーム感覚でトライしてみても良いと思います。
この遊びを通して、4つのマークの違いの観察の視点がわかったら、3歳以上のお子様には描いてみてもらうとより理解が深まります。
【②まわりのマークの書き分け】
描くほうが準備もいらず手軽にできますが、子どもにとっては線の長さに気を付けないとうまくいかないため難易度高めのようでした。
だんだんうまくなってくるので、何回か続けて練習してもいいかなと思います。
国旗の枠線の中に真ん中のマークだけ描いて渡してあげればいいので隙間時間でやりやすく、慣れたら赤青を塗るのも自分でやってもらうと良いと思います。
4歳くらいですと難しいお話はわからないので、”なんで4つ違うんだろうね””なんのマークだろうね”と話しながら国旗の奥深さを感じていけば十分だと思っています。日本のお隣の国で目にすることも多い国旗ですから、関心を持っておけば、大きくなって国旗に込められた理念を聞いたときにイメージしやすいかもしれません。