今回の記事では、あるテーマを持った色の組み合わせの国旗を集めることで、国旗から地域、歴史、文化のつながりをイメージしていく遊びです。
それぞれの地域の深い歴史や色の持つ象徴的な意味はもう少し大きくなってから伝えようと思いますが、なんとなくでも”なかま、グループ”のイメージを持ってくれればいいなと思いながら一緒に遊びました。
・「緑+黄+赤」 ⇒アフリカつながり
・「赤+緑+黒」 ⇒中東グループ (アラブ、イスラムのつながり)
・「黄+青+赤」 ⇒中南米グループ
まず、「緑+黄+赤」です。
この3色の組み合わせは汎アフリカ色といって、アフリカの国の国旗にとても多く登場します。
星と組み合わされていることも多いので、星は黒でもいいことにしました。
まずはカードや絵本でこの3色の組み合わせの国旗を探してみると・・・
カードで抜き出すと、同じ組み合わせの色でリトアニアやタジキスタンなどもありますが、地域のつながりのイメージを持って欲しいので、ここはちょっとアフリカの国の国旗に限って遊ぶことにしました。
このブログでは該当の国旗をカードで抜き出すことが多いですが、この記事に限っては地域(大陸)ごとに国旗が載っている絵本であれば絵本で確認したほうが、より”つながり”を感じられると思います。
描きやすいものを並べてぬりえにしたり、「色の組み合わせ+✩」で”似ているけれど違う国旗”を観察したりすると観察が深まります。
次に、「赤+緑+黒」(+白)の色の組み合わせの国旗です。
中東(アラブ、イスラム)の国ばかりであることがわかります・・・子供にはもちろんわかりませんので、地域ごとに国旗が載っている絵本でチェックするか世界地図の”この辺にある国の仲間だよ”と言ってあげるといいと思います。
この中で、イラクのアラビア語部分やアフガニスタンのマークはとても描けないのと、マラウイはアフリカの国なので、その3つ以外の国旗をぬりえにしてみました。
塗り分けや、同じ組み合わせを意識するため、国旗同士をくっつけています。
他にも地域的なつながりを感じられる色の組み合わせは、「黄+青+赤」の国旗です。
次の写真の3枚は、どれも中南米の国です。
エクアドルとベネズエラ、紋章がおしゃれすぎて手描きは諦め並べて観察するに留めました・・・。配色が似ていることにはもちろん歴史的な深い意味があり、国旗の観察から”つながり”のイメージを持ってくれればいいなと思います。
今回の記事で紹介した3種類の色の組み合わせの国旗の国については、これからも折に触れて”地図のこの辺にある国だよね”と言っていこうかなと思っています。
これらの遊びをとおして、”国旗の色や形は、その国が大事にしていることと関係がある”ということを感じてくれれば一番うれしいです。