”まる”がついた国旗で遊んでみます!
”まる”の国旗は、一番最初に覚える人が多いであろう”日本”の国旗も含まれているし、シンプルな”まる”の国旗は5枚程度と扱いやすいので、最初に遊ぶのにも良いかなと思います。
次の①~③をやってみました。
①シンプルな”まる”の国旗を工作で作る
②色んな道具で”まる”を書いてみる
③模様やイラストがついた”まる”の国旗探し
【①シンプルな”まる”の国旗を工作で作る】
まずは、中に何も模様やイラストがついていないシンプルな”まる”がついた国旗を探してみます。一覧できるポスターからでも、国旗の絵本からでも良いですが、国旗カードから探すと並べることができて便利でした。
探してみたところこの5つでした。
2歳向けにはニジェールは抜いて大きな”まる”がわかりやすい4つで遊びました。
2歳児、4歳児向けにそれぞれ色画用紙を次写真のように切ったものを準備します。
今日は”まる”の日なので、4歳の子には”まる”は自分で切ってもらうように線だけ書いておきました。また、厳密には枠と丸の大きさの比率が間違っているかもしれませんが手元の道具で書きやすくこどもが納得する程度の正確さで妥協しています。
サイズ設定やどこまで自分で切ってもらうかは、お子様の状況に合わせて変えていけばいいかなと思います。
次に、お手本になるカードを見ながら、色や形の組み合わせを考えながらのりで貼ってもらいました。
ラオスは先に赤い紙の真ん中に青い帯を貼ってから白まるを貼る順番に注意が必要です。ニジェールの”まる”は小さいので切るのがちょっと難しそうでした。
2歳のほうはのりをつけるのを手伝いながら一緒に”まる”を貼っただけなので写真は特に公開しませんが、うちの4歳の作品はこんな感じになりました。
「日本とラオスの”まる”は真ん中だけれど、バングラデシュとパラオの”まる”は少しだけ左側に寄っているねえ」など観察のヒントは大人があげました。
色の組み合わせを考えながら、「日本とバングラデシュの”まる”はおんなじ赤だね~」などの発見ができます。厳密にはバングラデシュの赤丸のほうが日の丸より少し大きいです。今は「なんだかまるの色が同じ!」という印象が残れば十分で、大きくなってニュースでバングラデシュの話を聞いたり国旗を目にした時などに学びが深まればいいなと思います。
これから国旗で色々遊んでいく方は、1冊スケッチブックを用意して、そこに作品を貼ったりぬりえを作ったりしていくと自分だけの”こっきはかせノート”ができて喜ぶと思います。字が読めないお子さまでも3歳以上でしたら作品の近くに大人が国名を書いておいてあげると、いつのまにかカタカナが読めるようになることもあります。
【②色んな道具で”まる”を書いてみる】
国旗の工作やぬりえをしているうちに、自分でも色鉛筆やクレヨンで国旗を描いて遊び始めます。そのときに”まる”の国旗が描けるように、また身近な道具で形を描く楽しさを感じてもらうため、色々なもので”まる”を描く練習をしてみました。
小さい”まる”はペットボトルのフタ、大きい”まる”はコップの底やフチ、その他何でもいいと思います。
”まる”が書ける定規(次の写真の右上、正式にはテンプレート定規というそうです)も、ご自宅にあれば出してあげると喜びます。
色んな道具を使って”まる”を描いて遊んだあとに何も使わずに”まる”を描いてみると、ちょっと上手になっていた気がします!?
上に小学生のお子様がいらっしゃるご家庭では、お兄さんお姉さんには一緒にコンパスの練習をしてもらってもいいかもしれません。描いた”まる”の大きさに合わせた枠全体の縦横の長さを考える・・・など、なかなか奥深い作業になると思います。
【③模様やイラストがついた”まる”の国旗探し】
シンプルな”まる”の国旗(日本、パラオ、バングラデシュ、ラオス、ニジェールの5つ)のほかに、よく見ると”まる”が隠れている国旗、イラストや模様がついた”まる”の国旗はたくさんあります。
4歳の子とは、ポスターや絵本で探したり、カードを1枚ずつ見て”まる”がついたものを抜き出して並べたりして遊びました。
2歳の子とは、上の子が抜き出したカードのどこに”まる”が隠れているか、一緒に観察して遊びました。
探してみたら、こんなにありました!見方によって、もっとあるのかもしれません。
手書きでも何とか描けそうなものをいくつか選んで、まんなかのまるを太線で強調しつつぬりえをしてみました。観察を深めるきっかけになるといいなと願いつつ・・
色々遊んだあとに、4歳の子には、「日本の”まる”は”ひのまる”って言うんだって」「日本とバングラデシュの”まる”は太陽だけれど、パラオとラオスの”まる”は月の絵なんだって」など少しずつ教えるとフムフムとうなずいていました。