国旗の一覧を眺めていると、たて3色やよこ3色の国旗がとても多いことに気がつきます。「たて3色」の国旗を子どもと一緒にカードで抜きだしてみたらこんなにありました。
なんと遊びやすそうなデザイン・・・ということで、まずは「たて3色」の国旗で4歳児・2歳児と①ぬりえ ②こうさく で遊んでみました。
国旗で遊び始めてすぐの頃は、この中からイタリア、フランスなどよく目にする国旗やお子様の好きな色が含まれるものを3~4枚選んで取り組むと良いと思います。
【①たて3色国旗 ぬりえ】
定規さえあれば手書きのぬりえを作ってあげやすいデザインです。画用紙に枠線だけ書いてあげます。
字が読めないお子様には近くに同じ並び方でカードを並べてあげてお手本にするとやりやすいと思いますし、大人がゆっくり付き合える時は「次は○○だね、絵本(またはポスター)で調べてみようか」と一緒に探してあげると良いと思います。
このブログで紹介する遊び全体に言えることですが、特に暗記は目的としていません。繰り返し遊びながら目にしていれば、気に入った国旗は自然に覚えていくと思います。
たて3色の場合は、大人の書きやすさ、子どものぬりやすさを考えると縦4㎝×横6㎝の枠を横に2㎝ずつ3分割していくのがやりやすいです。
ちょこっと大人も手伝いつつ4歳児と完成したぬりえはこんな感じになりました。
厳密には青や黄色の色味は国旗によって少しずつ違うこともありますが、そこはこどもなりの観察や家にある色鉛筆の都合でゆるくやっています。
うちの2歳の子はまだ半分枠線無視のぐちゃぐちゃ塗りしかできないのですが、今までどんなぬりえも好きな色1色で塗りつぶしていたのが、何回か3色国旗のぬりえで遊んでいたらいくつかの色を使って塗り分けることを覚えたみたいです。思わぬ効果になんだか嬉しかったです。
【②たて3色国旗 こうさく】
次に、同じ国旗をこうさくで作ってみます。
縦4㎝×横2㎝の線(はさみで切るところ)を必要な分だけ色画用紙(または折り紙)に書いたものと、画用紙に国旗の枠線(縦4㎝×6㎝)だけ書いたものを渡し、はさみで色画用紙を切ってのりで枠線内に貼りつけてもらいます。今度はぬりえと違い、枠線内を3分割する線も書かなくていいと思います。
こちらも厳密な色味を追求するより、家にある色画用紙でできる範囲でやりました。案外6色だけでたくさんの国旗が作れます。
5歳以上のお兄さんお姉さんが一緒にやる場合は、はさみで切る線を書かずに色画用紙と定規だけ渡して自分でがんばってもらうのもいいかもしれません。
ちなみにうちの2歳の子はまだあまりはさみが上手に使えないので、切ったものを渡して一緒にのりをつけてお気に入りのイタリアだけやってみた・・・という感じでしたが、それでも十分楽しいです。
ぬりえや工作を繰り返していると、「ギニアとマリは似てるねえ」などという会話になります。両方アフリカの国旗で、汎アフリカ色の3色からなるためとても意味のあることですが、今はまず直感でそういうことを感じていってくれればと思っています。