楽しみながら、国旗から世界へ!
~色・形・かず・左右・はさみ・のり・定規…なんでも国旗で!~
はじめまして。うちのこども(4歳、2歳)が国旗に興味を持ったのをきっかけに、子どもが国旗の奥深さに触れて世界への関心を広げていき、偏見なく各国の多様性を感じていく素晴らしさに魅了されました。そこで、小さなこどもと遊びながら国旗に親しみ、観察や工作を通して国旗の奥深さを感じる方法を色々考えるようになりました。
まずは楽しく国旗への関心を高め、そこから図形や色や数の感覚を養い、観察の視点を育て、ハサミやのりや定規の使い方なども練習できたらと、色々な遊び方を試してみました。たくさんの国旗と国名に自然に親しんだあとに世界地図を見せてあげると、国という概念や世界の広さもこどもなりに感じられるようです。
このブログでは、おうちで簡単にでき、やってみて楽しかった国旗の観察、工作アイデアを紹介したいと思います。
また、後半の記事では国旗への関心から少しずつ世界地図、世界各国の様子へと興味を広げていく遊び方の紹介もします。
このブログが、まだ”国”の概念や歴史の話はわからない、世界地図を見てもピンと来ない、でも国旗に親しむことから世界に目を向ける一歩を踏み出したい・・そんな親子の楽しい時間の一助となれば幸いです。
国旗に親しんだこども達、国旗をきっかけに世界に関心をもった子ども達が、2020年のオリンピックを一層楽しんでくれれば嬉しいです。
(おことわり)
※このブログに掲載する国旗”197か国”とは、日本が国家として承認している国195か国(2019年1月現在)に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)と日本を加えたものです。
※このブログに載せている国旗遊びでは、よほど特殊な形の国旗(ネパールとバチカン)以外の国旗はすべて縦2:横3の比率の長方形として扱っています。
国旗の形はそれぞれの国が自由に決めていますが、国政的な会議やスポーツの大会でよく使われる形であり、国際連合が定めた比率である縦と横の比率2:3が工作などにも便利なためです。
※国旗をよく観察すると、同じ”青”でも濃紺、群青、明るい青など色々あります。このブログは小さい子とご家庭で気軽に遊ぶアイデア集のため、家にある色画用紙や折り紙、色鉛筆の色でできる範囲にしています。正確な国旗は書籍等でご確認願います。
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【最初の準備 おすすめグッズ】
国旗に興味を持つきっかけはそれぞれですが、いざ国旗にもっと関心を持ってもらおう、となったときに何から始めようか迷うこともあると思います。
最初は少ないアイテムで様子を見て、こどもが国旗を気に入ったら少しずつ増やせばよいと思います。このブログの前半20記事ほどで紹介する遊び方に使うものは主に次の1~3です。
- 国旗(197か国・地域)を一覧できるもの
- 仲間探し遊びや工作のお手本にするもの
- 工作の道具(はさみ・のり・定規・色画用紙や折り紙・色鉛筆)
1.国旗(197か国・地域)を一覧できるもの→【ポスター】
パッと一覧できるポスターなどが良いです。
世界地図の巻末付録、市販の国旗カードや国旗かるたの付録などによくついてい
ます。
2.仲間探し遊びや工作のお手本にするもの→【カード】【本】
国旗カードは1セットあるととても便利です。
地域別に分類した本では別のページに載る国旗も、並べて比較したりできます。
また、国旗が比較的大きくはっきりと描かれているので、観察にも適しています。
国旗の本も、カードにはない調べやすさや、仲間分けの視点の発見につながるヒ
ントがたくさんあるので1冊はあると良いと思います。
3.工作の道具
これはおうちにあるもので十分です。
お子様が使いやすいはさみ、のり、色画用紙または折り紙、色鉛筆やクレヨンが
あれば始められます。
遊び方の幅が広がると、丸型定規や星形パンチなども活躍します(後述)。
どれも色々なメーカーから出ていますが、我が家はこのセットを重宝しています。
★『デラックス版 世界の国旗カード197』(幻冬舎)
★ kid's FLAGS『世界がわかる こっきのえほん』改訂版 (Gakken)
★国旗かるた1、2 (学研ステイフル)
★世界の国旗大図鑑 ピクチュアパズル (アポロ社)
特に『デラックス版 世界の国旗カード197』(幻冬舎)はオススメです。
他のメーカーの国旗カードは全197か国・地域分揃えるには数セット買わなければいけないものが多いですが、このカードは1つ買えば良いので楽です。
また、付録に国旗一覧つき世界地図が入っているので、これさえ買えばポスターも揃います。様々な遊びに活用できるので、もし最初になにかひとつだけ買うならコレが良いかなと思います。
『デラックス版 世界の国旗カード 197』
国旗の本は、たくさんの種類のものが出版されており、どれもそれぞれに魅力的です。
ただ、小さい子にはあまり国の情報や国旗に込められた意味が詳しすぎるものは使いにくいです。
また、地域別に国旗を紹介している本も多いですが、このブログで紹介する方法では幼児にわかりやすいデザインを楽しむ視点を大事にしているので、私は次の本を選びました。めくりながら”国旗の形、色、マーク、それぞれに大切な意味がある”と感じるのにちょうど良い情報量の本だと思います。
kid's FLAGS『世界がわかる こっきのえほん』改訂版 Gakken
国旗の模写や、細かい模様をじっくり観察するのに一番向いているのは次の本かなと思います。すべての国旗が同じ大きさで1ページずつ描かれており、大人にとっても1冊手元にあると嬉しい絵本です。
『完全版・こっきのえほん』 戸田デザイン研究室
また、お風呂に貼っているため写真に映せませんでしたが、ポスターはお風呂ポスターもオススメです。お風呂の時にその日遊んだ国旗を見つけると嬉しくなるみたいで、会話もはずみます。
これも色々なメーカーから出ておりお好みで選ぶのが良いと思います。
世界地図と組み合わせているものが多いです。我が家では、まずは世界地図はよく知らないけれど国旗に関心を持ち始めたこどもたちのため、地図より国旗を全面的に載せているコチラを選びました。
『なるほどKids はっておぼえる世界の国旗(お風呂 学習 ポスター)』(昭文社)